2011年7月22日金曜日

南仏特集

前期のまとめは夏らしい気候がもっとも似合う南仏特集でした。まずはしっかり冷えたバロン・ド。ロッチルドのシャンパーニュは夏のぜいたく。ワインは前回のローヌのつづきでコルナス、ジゴンダス、そしてプロヴァンスのロゼ、ピックブール・ド・ピネ、映画モンドヴィーノで取り上げられたカベルネベースのドマ・ガサック、ラベルから地中海の明るさが伝わるコリウールのパスコーレとシャプティエのバニュルス。 

ポール・ジャブレのコルナスは1997で熟成が進んでレンガ色のエッジで香りも熟成香と堆肥のような有機香をともなう落ち着き、チェリープリザーヴのような香りもまざって古いブルゴーニュと間違えそうな香りだが、タンニンの感じがやはりシラーらしい。ドマ・ガサックは新しい感覚で新世界っぽい。カベルネの味わいにシラーの明るさが加わる。パスコーレはジゴンダスと同じグルナッシュ100%であるが、こちらの方が凝縮感がある。ピザにはジゴンダス、グリル料理にはパスコーレといったグレード感の違いが明白で面白い。

バニュルスはポートワインなどに比べると、軽めの甘口でオレンジチョコを凝縮したよう。

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