2008年8月30日土曜日

授業  2008年8月

授業

ワインコースでの必須クラスの一つを紹介しよう。全体を6~7週間ごとに分けて(1)ソノマ郡のすべて、(2)栽培・醸造、(3)世界のワインの3部構成となっていて、それぞれの専門教授に替わる。

大学にはShone Farmというブドウ畑や商業サイズの醸造施設があるのみならず、多くのワイナリーの協力があって教室の講義ばかりでない実地授業が幾つかのワイナリーで行われた。

ブドウの剪定やトレリス方法は実際に品種ごとに学び、収穫期を迎えているワイナリーはテイスティングルームを閉めたあとも忙しく動いていた。大手ワイナリーでは10月末までフル回転状態。涼しい夜に収穫したブドウを積んだトラックが入り、機械が高速でブドウをクラッシュしている。白ブドウは温度で時間ごとに成分が変化するので日没後に収穫することが多い。  午後7時のLa Crema Winery3期目の世界ワインについては、日本人の私は東京でより多くの世界ワインに接しているので殆どはほかの学生より良く知っているのでここは余裕のA+。

それぞれの単位にリポート、試験、プレゼンの繰り返しで図書館を利用することが多くなった。宿題に読み物が多いので大変(しかし、ワイン関連はすでに知っていることが多いので割合に余裕)アメリカ人の気質をよく考えなかった最初のリポートはナパヴァレーの批判的なことを書いてBをくらう。内容は悪くないのにどうしてと疑問だった。しかし、他の人のリポートを見て、、ああ、そこがポイントね、と理解した!

で、それ以降のリポートではAを獲得。つまり、教授が嫌いそうな自分の意見を強く主張せずに正しい研究(リサーチ)成果に限定して書く。末尾に勉強効果をあらわすリファレンスを最低5個は引用してまとめる。リポートは創造性、オリジナリティもポイントが高いのでインターネットのコピペはマイナスポイントになり、www.turnitinというサイトにもリポートを提出する。このサイトでコピペ率や再利用がないか判断されて教授と生徒に結果が知らされるので、自分の言葉でまとめて書かねばならないので大変ではあります。