2009年3月9日月曜日

桜満開のソノマ


3月に入って、ほぼ毎日が曇りや雨の東京から桜満開のソノマです。
私にとっては花粉症と寒さから解放されたのがなによりです。

ワインを作っている人たちは、折々にその出来具合をオーナーに報告します。

昨夜はスノーデン、ヒルファミリー、ロックレッジのそれぞれのオーナーがワインメーカーから樽に入った2007、2008のバレルサンプルの説明と途中経過の確認に寄せてもらいました。スノーデンは近年常にパーカーポイントが90点以上を獲得しているナパのカベルネソービニヨンで樽の中のワインでも多層な香りと味わいをもつフルーツコンポーネントとしっかりした酸と上品で細やかなタンニンが期待感をそそりました。

サンプルテストはワインメーカーが小瓶につめたワインを注いで途中経過を調べるものです。08については北カリフォルニア全体が厳しいヴィンテジであったためにブドウの粒が普段より小さかったために醸し期間は通常の半分ぐらいの20日以下とのことでした。他のワイナリーも同様のようでした。既にリリースされている06とその後の3年にわたって比較し、1年ごとにワインが整ってゆく様子がとても興味深い経験でワイン産地ならではの醍醐味です。