2010年8月21日土曜日

酷暑と冷夏



ワインカントリーは70年ぶりの冷夏とかで、外は特に寒い。ナパのブドウ栽培家のダグ・ヒルやモンダビの栽培家は、今年はブドウの収穫が約2週間は遅れていて、8月中旬になって黒ブドウはやっと色づきが始まる予測とのことです。東京の酷暑と寒いサンフランシスコ、寒暖の差が激しいワインカントリーと、この夏は気温が20度程度も差があるところを往復しました。ブドウ畑にかこまれたゴルフ場はワインカントリー景色満点。久しぶりにのびのびゴルフを楽しみました。寒くなる東行きは、厚着でしのげるものの、蒸し暑い東京の温度にはすっかりまいっていす。もっとも、そのおかげ?で家で仕事がはかどります。


アイフォンアプリの「ワインの達人」のコンテンツを冷房の利いた部屋で書きまくっています。すでにアイフォンでは、このアプリはダウンロードできますので遊んでください。こ難しいことを、なるべくやさしく解決することに苦心してます。

2010年3月2日火曜日

ラジオ・コトー (Radio Coteau)



今年は欧州やアメリカ東海岸の猛雪、カリフォルニアは5年ぶりという大雨の冬で、東京にとどまっていましたが、そろそろ春芽もでるころでソノマに戻りました。2月末というのに桜は7分咲きで、一足早い花見。 ブドウ畑は剪定もすっかり終わって、春芽の準備万端といったところです。





こういう時期はワイナリーは暇なので、訪ねるにはピッタリ。今日はセバストポルのラジオコトーに行ってきました。5-6年前にホスピス・オブ・ソノマの出展の中で輝いていたワインでいつかゆっくりと訪ねたいと思っていたところでした。ワインメーカーのエリックサスマンが2009年の樽からシャルドネ、ピノノアールを味わわせてくれました。なにしろ、まだ樽に入って5ヶ月程度のものですが、それぞれの個性と可能性を感じさせるものでバレルテイスティングは面白い。






ここは完全なバイオダイナミック(畑も醸造も)で、ボトルにカリフォルニアのバイオダイナミックのマークが許されている。小さいながらも自前のボトリングもあり樽から壜づめもできる、いわゆる本格的な手作りワインで、丁寧な作りが秀逸。大手が多くなってゆくか、大きくなりたいところが殆どの中で製品に丁寧なつくりを感じさせる。味わいも、畑ごとの個性が違い、ピノノアールの幅の広さと奥行きを堪能。